ニュースリリース
株主・投資家情報
マツダ、2004年度は過去最高の営業利益
・ 連結営業利益:前年比18%増の過去最高829億円
マツダ株式会社は本日、2004年度通期業績および2005年度見通しを発表した。2004年度の連結営業利益は前年比18%増の過去最高の829億円となった。連結出荷台数は同3%増加し、売上は同5%増の2兆6,956億円となった。当期利益も、同35%増加し458億円の過去最高を記録した。
この増益は、欧州での好調な販売の継続と、ABC活動によるコスト削減によるところが大きい。ABC活動は、3年前の活動開始時に策定したコスト削減目標25%を達成した。
マツダは2004年12月の火災によって操業が停止していた宇品第1(U1)工場の塗装ラインの操業を4月27日に再開した。復旧工事に際してモジュールによる建設方式を採用し、マツダの国内の他工場に導入している環境にやさしく効率的なスリー・ウェット・オン塗装方式の採用によって、迅速な操業再開を実現した。
マツダのギデオン・ウォルサーズ代表取締役専務執行役員兼CFOは、「昨年はU1工場の火災を始め、いろいろ困難なことが多い年であったが、2004年度の決算には大変満足している。過去最高の営業利益を達成できたことは、マツダがチーム一体となって最後まで諦めずに頑張った証である」と述べた。
<2004年度通期業績>
また、連結キャッシュフローも359億円の黒字となった。純有利子負債は3,135億円と前期末から446億円減少し、純有利子負債自己資本比率は117%となり、2003年度末の161%から44ポイント減少した。
期末配当は2003年度より1円増配し、1株当り3円の配当を予定している。
<2005年度連結通期見通し>
売上高は前年比1,444億円増の2兆8,400億円、前年比5%増の見込みである。営業利益は前年比71億円増の900億円を見込んでいる。当期利益は、前年比20%の増を見込んでいる。
2005年度の出荷台数は前年比7%増を見込んでいる。これは世界的にアクセラ/Mazda3の好調な販売が継続すること、および新型プレマシー/Mazda5と新型ロードスター/MX-5を主要市場へ導入することによるものである。 連結ベースでの2005年度通期見通しは以下の通りである。
マツダの井巻久一代表取締役社長兼CEOは、「2005年度も現在の成長軌道を維持し、中期計画『マツダ モメンタム』のもとで基盤を固めていく。マツダは着実に成長しているが、まだ満足できるレベルではない。これを一層強固なものにしなければならない。原材料価格の高騰といった状況は大変厳しいものであるが、『マツダ モメンタム』で掲げた、主要市場の取り組み強化、研究開発の強化、グローバル規模での効率性向上、そして人材育成への取り組みを一層強化していく」と述べた。
関連資料を「株主・投資家情報」で確認する。 |